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夏こそ生甘酒シャーベットで夏バテ・熱中症対策を

夏こそ生甘酒シャーベットで夏バテ・熱中症対策を

京都こうじ生活店主の 竹井 です。
今年は全国的にも記録的な猛暑日が去年、一昨年のように続かなくてありがたいですが、蒸し暑さを感じる日が多くなりそうとの予報なので、引き続き夏バテや熱中症には注意をしましょう。
今回はなぜ「夏こそ生甘酒シャーベット」なのかについてお話します。

結論から先に言うと、生甘酒は手軽に飲む点滴と言われる豊富な栄養補給ができ、夏バテ、熱中症予防対策になるからです。

夏バテについては明確な定義がありませんが、簡単に言うなら夏の暑さによる体調不良ということになります。
環境省の熱中症予防対策によると、

1.環境 (気温が高い、エアコンの無い室内、熱波の襲来)
2.体 (高齢者、乳幼児、肥満の方、下痢やインフルエンザでの脱水症状)
3.行動 (水分補給ができない状況、慣れない運動)

の3つの要因で熱中症になると言われています。そして体温の上昇と調整機能のバランスが崩れると、どんどん身体に熱が溜まってしまいます。このような状態が熱中症です。

これからお話しする内容が、日々の生活で役に立ってくれるなら大変うれしく思います。

目次
・甘酒の起源
・甘酒は夏の季語
・甘酒は栄養素の宝庫
・抹茶生甘酒シャーベット

甘酒の起源

少し前まで甘酒と聞くと、
子供の頃に夜店・露店で飲んだ記憶がある。
というイメージが多いのではないでしょうか。

では、甘酒の起源はどこから始まったものなのでしょうか?

甘酒の原型である「醴酒(れいしゅ)・醴(こさけ)」というものが奈良時代初期(700年頃)の日本書紀に記載されています。それ以降米糀から作った甘酒は一晩で作れるため、「一夜酒(いちやざけ/ひとよざけ)」とも呼ばれています。

その他甘酒の原型と言われるものには、日本書紀にある木花咲耶姫という女神様が造り出した「天甜酒」、万葉集にある冬に酒粕をお湯に溶かして飲んだ「糟湯酒」があり、後者は酒粕で作った甘酒のルーツと言われています。現在でもそれらの名称で神社でも見かけ、甘酒を供えて酒造りの安全繁栄などを祈願する梅宮大社(京都府京都市)や、甘酒を飲みあって豊穣を感謝する八幡神社(愛知県一宮市)など全国各地で甘酒を使う神事は多くありますので、興味がある方はぜひ地元の神事に参加されるのも楽しいかと思います。

甘酒は夏の季語

奈良時代から愛されてきた甘酒ですが、江戸時代に甘酒が大流行します。
人気がありすぎてあまりにも高価格で販売する行商人も現れたため、幕府が価格の上限を決めるほどでした。
一番の時期は、暑さと湿気で体力が低下しがちな夏場。臓器の消化能力が低下し、疲れやすい季節には消化が良くて甘味の摂れる甘酒はうってつけの飲み物だったのです。
そのように奈良時代から愛され続けてきた飲み物だったので、俳句でも夏の季語になったのではないでしょうか。

一夜酒 隣の子迄 きたりけり (一茶)

暑い夏に甘酒を子供に飲ませようと呼んだら、となりの子供まで飲みたいから来てしまったというなんとも微笑ましい雰囲気ですね。

甘酒は栄養素の宝庫

昔から甘酒が飲み続けられ、2011年頃から少しずつ甘酒の栄養が注目され始め、それと同時に発酵食品全般に流行の兆しが出てきました。最初は塩麹という調味料としての麹が「食材を柔らかくする、うま味を増幅するなどの」効果があるということで人気になりました。それ以降「麹」の重要性がメディアなどでも注目されてきました。2016年には「甘酒」がNHKの朝の情報番組で取り上げられ、ブームを加速させました。

話が少しそれましたが、ここから本題の甘酒の栄養素についてお話いたします。
甘酒は「飲む点滴・美容液」とも言われるほど多くの栄養素を含んでいます。
発酵学の第一人者である小泉武夫さんによると「甘酒は100種類程ほどの酵素がある」と言われています。

ここで、あれっ、栄養素についての話なのになぜ酵素が重要なの?と思われる方もおられると思います。
実は、甘酒の栄養素は麹菌が酵素の発酵過程で作り出されるものなのです。

簡単に説明すると、


こうじ菌の働き2

麹菌の微生物の働きによって酵素が生み出され、その酵素(タンパク質)が分解・消化をし始め発酵が進み、その時に生み出されるのがビタミンB群(1,2,6,12など)、必須アミノ酸9種類、食物繊維、ブドウ糖、葉酸、植物性乳酸菌など多くの栄養素を作り出します。
そして、酵素にも種類がありますがそれはまた別の機会にお話ししたいと思います。

このように、甘酒は非常に多くの栄養素を含んでいるため、体力や消化器官が弱りやすい夏場により意識的に摂取して夏バテ・熱中症対策に取り入れて欲しい日本古来のスーパードリンクです。
いつも甘酒を飲まれている方、たまにはひんやり冷たい生甘酒シャーベットはいかかでしょうか?

当店の生甘酒は酵素が生きた生甘酒なのでノンアルコール、砂糖不使用、無添加なので1歳半以上のお子様でも安心して召し上がれます。

抹茶生甘酒シャーベット

抹茶生甘酒シャーベットが新しくバージョンアップ。
・発酵あんこペーストをシャーベットにして上にも増量中。
・抹茶、あずき、白玉の定番組み合わせ+きな粉。
・あずきは発酵あんこペーストになります。
抹茶生甘酒シャーベット1
全て砂糖不使用でギルティフリー。
抹茶生甘酒シャーベット3
さっぱりした甘さなので後味がベタつきません。

今回のお話で当店の生甘酒に興味がある方は、
生甘酒の通販サイト(わいん屋おおきに)

生甘酒シャーベットに興味がある方は、
京都の暑い夏を乗り切る生甘酒の楽しみ方(ブログ)
とっても簡単、ブルーベリーシャーベットの作り方(インスタグラム)

Life with “KOUJI”

それでは楽しいこうじ生活を

参考資料・文献
https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness.php「環境省熱中症予防情報サイト」
http://xn--l8j4ao3n.com/basic/「あまざけ.com」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47350「食の研究所」
山下くに子、夏でもおいしい麹甘酒で健康になる、小学館、2009.

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